2025.03.14
この研修会は山形県内において高次脳機能障害に関する理解の促進や支援が普及されることを目的に開催したものです。
今回、岩手県における高次脳機能障害支援の取り組みを参考にしたいと当センターに依頼があったため、医療連携部副部長及び高次脳機能障害支援コーディネーターの上田より取り組み内容を報告しました。
また、NPO法人いわて高次脳機能障害友の会イーハトーヴピアサポーター阿部類氏にも依頼があり、「『違う』からこそ『分かる』こと―見えにくく、個人のある障がいや病気への『共感』―」というテーマで報告がありました。
参加者は山形県内の医療・福祉に従事する行政担当者、看護師、生活支援員、相談支援専門員、MSWの他、大学生も参加していました。
阿部氏からは、手帳を取得するまでの葛藤、職場で苦労していること、発症前に経験していたことや代償手段を獲得することで何とか仕事ができているなどの報告があり、「当事者のことは当事者にしか分からない。」「だからこそ当事者やピアサポーターから教えていただきたい。」ということをあらためて強く感じました。
山形県では、通所教室「暁才」のように福祉的就労につながるまでの間に通える場所があり、互いの県の良い点や課題に気付く機会となりました。
今後も同じ東北として、情報交換を行いながら高次脳機能障害に関する理解の促進や支援普及を図っていきたいと思います。
【山形県 ホームページ 「高次脳機能障がい」を知ろう」】
https://www.pref.yamagata.jp/090004/kenfuku/shogai/kojinokino/koujinou-syogai-sirou.html