日々ローグ ~日々の活動の様子を綴ります~

令和6年度第1回岩手県高次脳機能障がい者支援普及事業連絡協議会を開催しました。

2024.09.03

令和6年9月3日に令和6年度第1回連絡協議会を開催しました。

この連絡協議会は、高次脳機能障害者支援普及事業の実施にあたり、地域の実態把握、地域の関係機関の連携確保、事業の実施状況の分析、効果的な支援方法、普及啓発活動等について総合的な検討を行う目的で実施しています。

委員の構成は、医療関係者、福祉関係者、学識経験者、関係機関・団体の役職員等、市町村職員となっており、今年度より小笠原先生(岩手医科大学学長)が会長となり進行役を務めていただきました。

会議では、事務局となっている当センター支援コーディネーターより、全国連絡協議会や全国支援コーディネーター会議の報告、令和5年度に実施した事業および令和6年度の事業計画を報告した後、意見交換を行いました。

委員の皆様より、
・事業費で作成した「未来ノート」や「お守りカード」を他の医療機関や支援団体でも活用できるようにして貰いたい。
・QRコードを取り入れ、相談先にアクセスしやすいようにしてみてはどうか。
・高次脳機能障害のある方の復職や就労定着の課題が多い。制度があっても活用しない企業が多く、理解をして貰えるよう啓発活動が重要。
・就職できたとしても退職してしまう方が多い。管理職に理解して貰うだけではなく、現場レベルのスタッフに症状や配慮事項を共有することが重要。しかし、一般企業もマンパワー不足の状態であり、国レベルのサポートが必要。

などの意見をいただきました。

引き続き、岩手県内で生活する当事者、家族が安心して生活できるよう事業を展開していくことはもちろんのこと、当事者や家族を支える支援者同士がつながり持ち、より連携を図れるよう取り組んでいきたいと思います。



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