日々ローグ ~日々の活動の様子を綴ります~

岩手中部圏域 令和6年度岩手県高次脳機能障がい者支援普及事業 第1回連絡会に参加しました。

2024.07.19

岩手県では身近な地域で、受傷・発症から社会復帰まで切れ目なく相談・支援を行うことができるよう、障がい保健福祉圏域ごとに地域支援拠点を設置し、相談支援体制を整備するとともに、高次脳機能障がいの正しい理解の普及啓発を行っています。

※地域支援拠点の概要については、当センターホームページに掲載している、
「岩手県高次脳機能障がい者支援普及事業の概要 https://www.irc.or.jp/koujinoukinoushougai/gaiyo/」をご覧ください。


今回は地域支援拠点の1つである「NPO法人いわて高次脳機能障害友の会イーハトーヴ 県南地区(岩手中部圏域)」と協働で第1回連絡会を実施いたしましたのでご報告いたします。

岩手中部圏域の連絡会のメンバーは、行政、医療機関、福祉事業所の担当者で構成され、今回は、NPO法人いわて高次脳機能障害友の会イーハトーヴ 県南地区松田代表、当センター高次脳機能障害支援コーディネーター2名の他、行政(北上/花巻/遠野/西和賀/県南広域振興局)5名、医療機関(花北病院/北上済生会病院)2名、障がい福祉事業所(白ゆり工房/NPO法人いわて高次脳機能障害友の会イーハトーヴ)2名、相談支援事業所(相談支援センターさくら/らいと)2名に参加していただきました。

連絡会では、当センターから令和5年度に実施した事業および令和6年度の事業計画を報告した後、NPO法人いわて高次脳機能障害友の会イーハトーヴ 県南地区松田代表より令和6年度の活動計画についてお話いただきました。

特に、毎月第2木曜日に家族会(あすなろ会)を実施していることや、今年度の「じゃじゃじゃ交流会」を当センターと共催で開催すること等について報告していただきました。

家族会は、松田代表と「日高見中央クリニック」のリハビリスタッフの方々で運営されており、当事者や家族にとってなくてはならない「居場所」となっています。
一方で、運営側の負担が大きくなっているため、予算やマンパワー等の課題をどのように解決していくか県と協議が必要であるという意見も出ました。

課題はたくさんあるように感じましたが「じゃじゃじゃ交流会」の開催に向けて、行政の皆様から市の広報や当日のボランティアスタッフを担ってくださるお話もあり、岩手中部圏域の団結を感じる連絡会でした。
岩手中部圏域で暮らす当事者や家族の皆様が安心して生活できるよう、支援者の皆様とより連携を深め、支援ネットワークの拡充に向けて取り組んでいきたいと思います。


  • 連絡会の様子①

  • 連絡会の様子②

  • 昨年度実施した「じゃじゃじゃ交流会」の写真や黄色いハンカチを展示しました。

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