設立経過
健康は、人間活動の基本であり、心身の健康を確保することは、豊かな人生を送るための不可欠の条件です。
岩手県においても、本格的な長寿社会を迎え、疾病構造の変化や健康に対する関心の高まり等により、より質の高い生活を志向して、県民の保健医療に対する需要は多様化してきております。
とりわけ、脳血管疾患等の機能障害を伴う患者の増加による県民のリハビリテーションに対する需要は大きく、また、それは医療機関におけるリハビリテーション医療の提供はもとより、在宅者に対する適切なリハビリテーションの提供へと質的な広がりもみせているところでありました。
こうした課題に適切に対処し、リハビリテーション医療供給体制の整備充実およびリハビリテーション医療の質的向上を促進するため、岩手県においては、昭和63年5月にリハ中核施設整備委員会を設置し、調査検討を開始しました。
そして、平成5年10月に至り、高度で専門的なリハビリテーション医療の供給、リハビリテーションに関する教育研修および調査研究、並びに地域リハビリテーションの支援という四つの機能を兼ね備えた中核的役割を担う施設として、「いわてリハビリテーションセンター」が開設されました。
運営面では県、市町村および医療機関などの関係機関相互の密接な連携のもと、効果的な運営が必要とされ、県民一人一人のリハビリテーションに対する理解が不可欠であると考えられました。
そこで、関係者のご理解とご協力により「財団法人いわてリハビリテーションセンター※1」が設立され、当財団事業としてリハビリテーションの普及啓発に関する事業を行うほか、県からの委託を受けて「いわてリハビリテーションセンター」の運営を行うなどにより、県民の保健医療の充実に寄与することとして現在に至っているところです。
※1:平成25年8月1日より公益財団法人いわてリハビリテーションセンターに変更しています。
施設の概要
所在地 | 〒020-0503 岩手県岩手郡雫石町七ツ森16番地243 |
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設置主体 | 岩手県 |
運営主体 | 公益財団法人いわてリハビリテーションセンター |
理事長 | 大井 清文 |
センター長 | 佐藤 義朝 |
敷地面積 | 30,003.94平方メートル |
延床面積 | 8,249.01平方メートル |
構造規模 | 本館 鉄筋コンクリート造 地下1階、地上2階 |
病棟 | 鉄筋コンクリート造 地上2階 |
病床数 | 100床(すべて回復期リハビリテーション病棟) |
付帯施設 | 屋外訓練庭・築山・緑地公園・駐車場・駐輪場・職員宿舎 |
診療の概要
診療科目 | リハビリテーション科、脳神経内科、整形外科、脳神経外科 |
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非常設診療科 (入院患者診療) | 糖尿病・代謝内科、循環器内科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、精神科、眼科、歯科 |
診療時間 | 9時~17時 |
診療日 | 月曜日~金曜日(ただし、祝祭日、年末年始を除く) |
面会時間 | 平日・休日ともに8時~20時 |
紹介予約制 | センターの診療は、原則として入院・外来とも医療機関からの紹介状が必要です。 |
指定病院 | 岩手県リハビリテーション支援センター 岩手県高次脳機能障がい者支援拠点機関 日本リハビリテーション医学会研修施設 日本整形外科学会認定研修施設 日本神経学会認定教育関連施設 |